仕事で使う敬語に不安がある。
正しい言い回しをすぐ調べたい。
メールで失礼になりたくない。
そんな方向けのまとめ記事です。
ビジネス敬語は、社会人として避けて通れないスキルです。
しかし実際には「なんとなく」で使っている人も多く、ちょっとした表現の違いが信頼を左右することもあります。
本記事では、敬語の基本から、メール・会話・電話対応までを網羅的に解説します。
さらに、実際の失敗体験を交えながら、現場で役立つポイントを具体的に紹介します。
ビジネス敬語の基本ルール
尊敬語
尊敬語は、相手の動作を高める敬語です。
例:
行く → いらっしゃる
見る → ご覧になる
言う → おっしゃる
例文:
・部長は本日15時にいらっしゃいます。
・資料はもうご覧になりましたか。
相手の行動を主語にすることがポイントです。
謙譲語
謙譲語は、自分の動作をへりくだることで相手を立てる表現です。
例:
行く → 参る
見る → 拝見する
言う → 申し上げる
例文:
・後ほどこちらから参ります。
・資料を拝見いたしました。
ビジネスメールでは、謙譲語が最も多く使われます。
丁寧語
丁寧語は「です・ます」調の表現です。
基本となる形で、どんな場面でも使います。
例:
・ありがとうございます。
・確認いたしました。
間違いやすい敬語
× 了解しました
〇 承知しました
× ご苦労様です(目上には不適切)
〇 お疲れ様です
× 参考になりました
〇 参考にさせていただきます
敬語は「間違えないこと」よりも「相手を不快にさせないこと」が重要です。
メールで使えるビジネス例文
依頼
誠に恐れ入りますが、資料をご提出いただけますでしょうか。
確認
日程につきまして、ご確認のほどお願い申し上げます。
お礼
このたびは迅速なご対応をいただき、誠にありがとうございました。
謝罪
このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
断り
大変恐縮ではございますが、今回は見送らせていただきます。
催促
行き違いでしたら失礼いたしました。ご確認をお願いいたします。
※各テーマの詳しい解説や例文集は、詳細記事で紹介しています。
会話で使えるビジネス敬語
電話対応
・お電話ありがとうございます。〇〇会社でございます。
・担当の者におつなぎいたします。
・少々お待ちくださいませ。
来客対応
・本日はお越しいただきありがとうございます。
・こちらへどうぞ。
上司への報告
・ご報告申し上げます。
・こちらで進めてもよろしいでしょうか。
取引先対応
・ご多忙のところ恐縮ですが
・何卒よろしくお願い申し上げます
会話では「丁寧すぎて不自然」にならないことが大切です。
よくあるNG例と改善例
| NG表現 | 改善例 |
|---|---|
| 了解しました | 承知しました |
| 分かりました | かしこまりました |
| すみません | 申し訳ございません |
| ちょっと待ってください | 少々お待ちください |
| 知りません | 存じ上げません |
比較形式で覚えると、実践で使いやすくなります。
シーン別テンプレ一覧
| シーン | 例文 |
|---|---|
| 依頼 | ご対応いただけますでしょうか |
| 確認 | ご確認のほどお願いいたします |
| お礼 | 心より感謝申し上げます |
| 謝罪 | 深くお詫び申し上げます |
| 断り | 今回は見送らせていただきます |
| 催促 | ご返信をお待ちしております |
| 電話 | 担当の者におつなぎいたします |
| 来客 | 少々お待ちくださいませ |
| 報告 | ご報告申し上げます |
敬語が上達する3つのコツ
ここでは、実際の体験談を交えて紹介します。
① 失敗を恐れず使う
私自身、新人時代に上司へ「了解しました」とメールを送り、
「承知しました、だよ」とやんわり注意されたことがあります。
そのとき初めて、言葉の重みを知りました。
失敗した経験があるからこそ、次は気をつけようと思えます。
敬語は、使って覚えるものです。
② ワンランク丁寧を意識する
以前、取引先に
「資料送ります」と書いて送信してしまい、
後から「お送りします」が正解だと気づきました。
ほんの一言の違いですが、
相手への印象は大きく変わります。
迷ったら、ワンランク丁寧に。
これが安全な選択です。
③ テンプレを持つ
敬語が苦手だった頃は、
毎回文章を考えて時間がかかっていました。
しかし、よく使うフレーズをメモしておくだけで、
メール作成のスピードが格段に上がりました。
敬語は「センス」ではなく「準備」です。
まとめ
ビジネス敬語は、難解なルールを暗記することではありません。
相手を尊重し、配慮を言葉にすることです。
基本を押さえ、
シーン別テンプレを活用し、
失敗から学び続けること。
それが、自然で信頼される敬語につながります。
本記事を保存版として、
日々の業務にぜひご活用ください。


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