スマートフォンを使っていると、検索履歴や閲覧履歴が自動的に残ります。
便利な反面、「このサイトだけ消したい」「特定のURLだけ履歴から削除したい」と思うこともあるでしょう。
しかし、すべての履歴を消してしまうと他の情報も消えてしまい、再びアクセスしたいサイトまで見つからなくなってしまうことも。
この記事では、Androidスマートフォンで特定のURLだけ履歴を削除する方法を、ブラウザ別(Chrome・Edge・Firefox)にわかりやすく解説します。
また、履歴を残さない設定(シークレットモードや自動削除)も紹介するので、プライバシーを守りたい方は必見です。
Androidで特定のURLだけ履歴を削除することは可能?
まず結論から言うと、特定のURLだけ履歴を削除することは可能です。
ただし、どのブラウザを使っているかによって操作方法が異なります。
Androidの主要ブラウザである
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
では、いずれも個別の履歴削除機能が搭載されています。
つまり、「履歴全削除」ではなく、特定のページだけを選んで削除できるのです。
次の章から、ブラウザ別に手順を詳しく解説していきます。
Google Chromeで特定のURLだけ削除する方法
Androidスマホの標準ブラウザとして多くの人が使っている「Google Chrome」。
特定のURLを削除したいときは、以下の手順で行います。
手順
- Chromeアプリを開く
- 画面右上の「︙(縦3点)」をタップ
- 「履歴」を選択
- 履歴一覧から、削除したいURLを探す
- URLの右側にある「×」マークをタップ
- 選んだURLだけが履歴から削除されます
この方法なら、他の履歴を残したまま特定のサイトだけ削除できます。
補足:複数削除したい場合
- 長押しで複数のURLを選択
- 右上の「ゴミ箱」アイコンをタップ
これで、複数の特定ページだけまとめて削除することも可能です。
Microsoft Edgeで特定のURLだけ削除する方法
次に「Microsoft Edge」。
Windowsとの同期をしている人も多いブラウザです。
手順
- Edgeアプリを開く
- 画面下部の「…」をタップ
- 「履歴」を選択
- 一覧から削除したいURLを長押し
- 「削除」をタップ
この操作で、選んだ特定のURLだけを削除できます。
同期に注意
EdgeはMicrosoftアカウントと同期している場合、
削除すると他の端末(PCなど)からも履歴が消えることがあります。
PCの履歴を残したい人は、一時的に同期をオフにしてから削除しましょう。
Firefoxで特定のURLだけ削除する方法
Firefoxを使っている場合も、同様にURL単位での削除が可能です。
手順
- Firefoxアプリを開く
- 右下の「メニュー(三本線)」をタップ
- 「履歴」を選択
- 削除したいページの右側にある「×」をタップ
また、長押しすることで削除メニューを表示させることもできます。
「このサイトを削除」または「すべての履歴を削除」を選択可能です。
Firefoxはプライバシー重視の設計で、個別削除や自動削除設定も細かく制御できます。
特定URLを今後履歴に残さない設定方法
「削除するよりも、最初から履歴に残したくない」という方も多いでしょう。
そんな時は、シークレットモード(プライベートブラウジング)を使うのがおすすめです。
Chromeの場合
- Chromeを開く
- 右上の「︙」をタップ
- 「新しいシークレットタブ」を選択
このモードでは、検索履歴や閲覧履歴、Cookieが保存されません。
Edgeの場合
- Edgeを開く
- 下部中央の「…」をタップ
- 「新しいInPrivateタブ」を選択
Firefoxの場合
- Firefoxを開く
- メニュー(三本線)をタップ
- 「新しいプライベートタブ」を選択
いずれのブラウザも、シークレットモード中の操作は履歴に残らないため、
特定URLを閲覧しても後から削除する手間が不要になります。
自動で履歴を削除する設定(Chrome・Edge・Firefox)
特定URLではなく、一定期間ごとに履歴を自動削除したい場合もあります。
Chrome
- Googleアカウントの「マイアクティビティ」にアクセス
- 「自動削除」設定を開く
- 「3か月」「18か月」などの期間を選ぶ
これで、古い履歴が自動的に削除されます。
Edge
Edge単体では自動削除機能は弱めですが、
「起動時に履歴を削除」する設定が可能です。
- Edge設定 →「プライバシー、検索、サービス」
- 「ブラウザを閉じるときにこれらをクリアする」を選択
- 「閲覧履歴」にチェックを入れる
Firefox
Firefoxには「終了時に履歴を削除」機能があります。
- 設定 →「プライバシーとセキュリティ」
- 「Firefoxの終了時に履歴を消去」にチェック
- 削除したい項目を選択
特定URLを削除できない場合の対処法
「×マークが出ない」「削除しても残っている」場合、以下を確認してください。
- 同期機能がオンになっていて、別の端末から再同期されている
- Googleアカウントのマイアクティビティで履歴が保存されている
- キャッシュが残っていて再表示されている
対処法
- 同期を一時的にオフにする
- Googleマイアクティビティ(https://myactivity.google.com)にアクセスして該当URLを削除
- ブラウザのキャッシュをクリアする
履歴削除だけでは不十分?検索履歴も確認しよう
URL履歴を削除しても、検索履歴(Google検索など)は別で残ることがあります。
削除手順(Google検索アプリ)
- Googleアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「検索履歴」を選択
- 削除したいキーワードまたは期間を指定して削除
また、「自動削除を有効にする」と設定すれば、定期的に検索履歴をクリアできます。
履歴削除で気をつけたいポイント
- 同期している場合は、他デバイスにも影響する
- 履歴削除後は、入力補完(オートコンプリート)もリセットされる
- キャッシュを削除すると、ログイン状態が解除される場合がある
つまり、削除は慎重に行いましょう。
仕事や学校のアカウントでログイン中の場合、削除前にバックアップやブックマークをしておくのがおすすめです。
まとめ
Androidでは、ブラウザごとに特定のURLだけ履歴を削除する方法があります。
- Chrome:履歴 → URL右の「×」
- Edge:履歴 → URLを長押し → 削除
- Firefox:履歴 → URL右の「×」または長押し
また、今後履歴を残したくない場合は
シークレットモードを使うのが最も簡単です。
履歴管理を適切に行うことで、プライバシーを守りながら快適にスマホを使い続けられます。

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